編み物はセーターやバッグ、小物など、幅広く色々なものを作り出すことができ、作品が出来上がった時は、なんとも言えない達成感に溢れる素敵な趣味です。
しかし編み物がただの趣味ではなくなるような、私たちにもたらすメリットがいくつかある気がします。
編み物文化が昔から長く続いているのには、何か人間にとって良いことがあるからなのではないでしょうか?
1.集中力が高まる
例えばベレー帽を編むとき。今編んでいるのは何段目なのか、あるいは、何段目の何目目なのか、ある程度頭で記憶している必要があります。
傍から見れば何も考えずにもくもくと編んでいるように見えるかもしれませんが、編んでいる側は頭の中で、「1,2,3……19,20,21…」と集中して数えています。
そしてもう1つ、編み物にハマると時間を忘れてしまうことがあります。昼食後に始めたのに気づけば日が陰っていた…なんて経験はないでしょうか。よほど集中していたからなのでしょう。
2.完成した時の達成感が自信につながる
ポケモンは対戦相手を倒すたびに、どんどんレベルが上がっていきますよね。それと同じように、編み物で1つの作品を完成させると、「自分は最後までやり切った!」と達成感に溢れ、自分自身のレベルがあがったような気になります。いえ、実際レベルアップしているのです。
もちろん編み物だけに限った話ではありませんが、どんな小さなことでも成功体験を1つ1つ重ねていくことで自信がつき、磨かれ、キラキラできるものです。
3.スマホから離れられる
特にやることがないと、無意識的に触ってしまうスマホ。触り始めると止まらない、なんて経験はないでしょうか。
”目には目を歯には歯を”。そんなときは同じくやり始めると止まらない編み物をしましょう。編み物をした日のスマホ時間が圧倒的に少なくなるはずです。
4.優雅な時間を過ごせる
編み物をする時間をつくることで、その日が充実してゆったりした時間を過ごせたような感覚になります。仕事だった日も、寝る前に少し編み物をすることで、「良い1日だった!」と振り返ることができるかもしれません。
意味もなくスマホをいじってしまって、無駄な時間を過ごして後悔した気持ちは編み物からは生まれません。
それに編み物をするって、余裕のある人みたいでセレブ気分に浸れると思いませんか?
5.リユース精神が生まれる
1つの作品をつくっても、簡単にほどいて毛糸を再利用できるのが編み物の魅力です。
たとえば子供のためにつくった手袋がもうサイズが小さくて使わなくなってしまったとき。糸をほどいて別のものをまたつくっても良いですよね。
バッグになり、マフラーになり、手袋になり…。毛糸をほどけばまた違うものに生まれ変わる。その魅力に気付けば、毛糸選びからいろいろ妄想して楽しめます。
リユース精神が生まれ、お財布にも地球にも優しくなれるってわけです。
編み物のメリットはたくさんある
反デジタルな文化の編み物。古くから続いているのには、何か理由があるはずです。
ただし根詰めて編んで、首を痛めないように。ずっと下向きの姿勢になってしまうので。これは私の経験談です(笑)。
コメント