米黒人暴行死デモを風化させないために。事件の概要と思うこと

2020年5月25日、黒人男性ジョージ・フロイドさんがアメリカミネソタ州で白人警官に暴行され死亡した事件。

この事件をきっかけにアメリカ全体で大規模なデモが発生。その規模は、1968年にキング牧師が暗殺された際に起きたデモ以来の規模だと言います。

私が読んでいる地方新聞でも、連日1面にこの事件が掲載されていました。事件が発生して1週間が経った今、実際に何が起こっているのか、新聞から情報を得ることにしました。

なぜデモが発生したのか

アメリカにおける黒人差別問題は今に始まったことではありません。それではどうして、今回の事件に限ってデモが起きたのでしょうか?

コロナウイルスの影響大

黒人に対する暴行事件は昔から問題になっていましたが、今回は、コロナウイルスで、外出自粛が求められたり、労働者は解雇を余儀なくされるなど、いままでたまっていた不満が爆発した形になったと考えられます。

デモに便乗して犯罪が横行

デモ参加者の大半は平和的に行動していると報道されています。ですが、この大規模なデモに便乗して、犯罪者が増えたことも事実です。

例えば、「略奪」。量販店などに強引に押し入り、略奪をする動きが各地で起きています。また、Twitter上で、デモの暴徒化をあおる投稿をする人などもいます。

このような派手なことをする人たちがいるために、デモがクレイジーなものだと映ってしまっていると感じます。このような犯罪行動は、純粋に黒人差別に抗議していないのはわかると思います。

トランプ大統領の白人至上主義的な考え

トランプ大統領は、暴動を鎮圧させるためばかりに焦点を置いて、黒人差別を訴える国民の声を聞こうとしていない点で、多くの人から非難を浴びています。

デモを「テロ」扱い

なかなか収まらない騒動を、トランプ氏は「テロ」と位置付けてしまっています。軍の力で強引に鎮圧させることも考えているそうです。武力ではなくて、演説などの呼びかけで国民をまとめてほしいところ。これも大統領自身が白人至上主義だからなのでしょうか。

被害者の弟やオバマ氏訴え「平和的に」

「何をしているんだ!」と、今回の暴徒化するデモに涙ながらに抗議した被害者の弟さん。この訴えに賛同する市民は、略奪などで量販店に押し入ろうとする人を必死に阻止する、というできごとも発生しました。

そして被害者の弟に続き、オバマ前大統領が投稿サイトで、暴徒化する一部参加者に自制することを求めました。

差別を他人事ととらえない

アメリカで起きた事件でしかも私たちは日本人。遠い国でおきたことは想像しがたいことだけど、人種差別は日本でも昔から根深い問題になっています。ましてや、日本人もどこかの国に行けば差別を受けることがあるかもしれません。

「私は何ができるのか」と考えましたが、このようにブログに書き綴り、できごとを風化させないようにしたり、自分と関わる人全員に対して平等でいることが、根深い歴史のある差別問題を小さくして行けるのかなと思っています。

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